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ノータイトル
これは一人の少年の幸せな物語である。
文章を書くのが苦手なので変な文章が度々入るかもしれませんがお許しください。
それに、これは語るべき話ではなく心に閉まっておくべき話なのかもしれない。
だけどこれを文章にして残す必要が自分にあった。それも、自分がよく見る場所に。
語るべき話でないなら記事を非公開にすればいいとも思いましたが、それは結局心のなかに閉まっているのも同然だと自分の頭は思ったので、あえて公開といった形で残すことにしています。
書けば長くなり、記事を10くらい書くことになるのかもしれません。
というか既にこのまえがきで話が長くなりそうなのでとっとと本題をかこうと思います。
グダグダなのは嫌ですから。
その少年は気が弱かった。
色々なことが恐怖に変換される心を持っていたからだ。
どうして恐怖というものを覚えてしまったのか、そんなこと知る由もない。
物心付く前に何かがあったのか、それとも知らず知らずのうちに恐怖という苗が生きているうちに次々と成長して恐怖という心をふくらませていってしまったのか。
そんな性格が災いし、昔からあまり友達が多くなかった。教室で盛り上がるときも影の存在だった。
何もかもが「恐怖」に包まれた少年は自分を「不幸」な人間だとも思った。
だが、そんな彼が「幸せ」を見出した出来事があった。
そんな彼の17年間の物語。
物語を語る前に、彼の性格についてまずは語る。
~0.会話~
彼が人と話す際はいつも「受け身」だ、自分から話したりすることはめったにない。
だから話す相手が黙ってしまうと自動的に自分も黙ってしまうから会話が続かない。
何故「受け身」になってしまうのか。本当は色々な話をしたくてたまらないクセに。
少年は少しばかし考えた、物事を「恐怖」と捉えてしまうのでネガティブ思考になり兼ねないのだが…
そしてたどり着いたのはやはり「恐怖」。
「口は禍のもと」ということわざがある。
自分の口が余計なことを言って相手を傷つけてしまうのではないか?
そのような概念が頭の中を埋め尽くしていたのかもしれない。
だから相手からの話を待ち、語っていいものかどうか彼なりに考え「これなら大丈夫」という事だけを話として口から出した。
しかし、一つ例外があった。 それは冗談を言い合うとき。
冗談というより互いが笑えるような話、と言ったほうが正しいのかもしれない。
互いが笑い合えるような話なら心を落ち着かせて話ができる。仮に話が途切れたとしてもニコニコと笑っていればいいのだし。
笑い合える話なら心が楽だったのだ。
…だが、結局それは現実逃避に過ぎず、、、「逃げ」なのだった。
笑い合える話を好むばかり、対照にそれ以外の話がますますできなくなった。
彼は自分が安全だと思う籠の中に、会話の進歩という概念を否定する檻の中に閉じこめられた。
…いや、自ら閉じこもったというべきか。
彼は17年間「受け身」な人間であった。
~1.性格~ に続く。
2011/06/28 (Tue.) Trackback() Comment(1) 生活
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自分の中でのひとつの疑問が、
まさか相手を傷つけている 最悪の結果になろうとは。
日常の中に、一緒にいるだけで、ただそれだけで良かった。
少年は白黒はっきりしないことに不安があった。
二度とこんなことにならないように。
「二人で戻そう、もう一度」
友達を傷つけていた人 2011/07/02 (Sat.) 17:41 edit